プログラミング言語は200種類以上あると言われています。ITエンジニアになりたいけど、どのプログラミング言語を学べば良いかわからず、次の一歩に踏み出せないことでいるかもしれません。
この記事ではデータをもとにあなたが学ぶべき言語を絞り込む方法をご紹介します。なお、趣味としてのプログラミングではなく、ITエンジニアへの就職・転職するための言語選びになります。
希望の企業がある場合
就職・転職したい企業が決まっている場合のプログラミング言語選びはとても簡単で、企業ホームページの中途採用情報(キャリア採用)をチェックすれば、その企業が求めているスキル・言語がわかります。採用時のミスマッチを避けるため言語に加えて使用するフレームワークといった具体的な情報を公開していることも珍しくありません。
採用ページにない場合は「企業名 中途採用 エンジニア」のようにGoogle検索すれば、求人サイトに掲載された過去の募集情報が見つかることも多く、そこで必要なスキルをチェックできることもあります。
新進気鋭・少数精鋭のベンチャー企業の場合はウェブ上に情報がないかもしれません。その場合は「貴社で働いてみたいのですが、どのようなプログラミング言語の経験があるとよいでしょうか?」とズバリ問い合わせてみましょう。
- ホームページで中途採用情報をチェック
- Google検索等で過去の求人情報をチェック
- ズバリ問い合わせ!
とにかくITエンジニアになりたい場合
「この企業で働きたい!」と決まっている方がレアケースでしょう。ここからはITエンジニアになりたいけど、どのプログラミング言語を学べば良いかわからず悩んでいる方向けです。
プログラミング言語の人気ランキング
冒頭のようにプログラミング言語は200種類以上あると言われています。あまりにマイナーな言語を選んでしまうと就職・転職先の幅を狭めてしまうので、まずは人気の言語を調べて絞り込みましょう。
プログラミング言語の人気指標としてはTIOBE Index(海外ウェブサイト)のデータが広く知られています。TIOBE Indexの20位以内に入っているプログラミング言語に絞るとよいでしょう。
※瞬間風速で上位にくる言語や日本国内の人気があまりない言語もランクインすることがあるので参考程度に留めましょう。
プログラミング言語の人気ランキング(2017年11月時点)
求人需要を実データから推測
人気言語がわかったところで実際の求人情報を調べてみましょう。ざっくりと求人需要(求人数)を調べるには網羅性の高い indeed(インディード)が便利です。 indeed(インディード)でいくつかのプログラミング言語×東京都で検索してみました(下画像は2017年12月3日時点のもの)。
画像の左上の「最近の求人検索履歴」に注目してください。履歴の中ではJavaとPHPの新着求人情報がとても多い一方、人気ランキング4位Pythonの求人数は意外と少ないことがわかります。
15位のMATLABに至っては他の言語よりも圧倒的に少ないことがわかります。このようにTIOBE Indexの人気ランキングと国内の求人需要はまったく比例しないことに注意しましょう!
※左上の数字は新着求人数ですが総数も同傾向となっています。
地域によっても言語別の求人需要は大きく変わるので、お住まいの都道府県・地域と掛け合わせて色々と検索してみましょう。
言語には得意分野があるので注意
人気ランキングと地域別の求人需要からある程度絞られてきたかと思いますが、プログラミング言語には得意分野があります。
たとえばPHPはインターネット・WEB業界ではスタンダードな言語ですが、インターネット・WEB以外の分野ではまず採用されることはありません。
求人需要があっても、あなたの目指す分野で活用できない言語を選んでしまうと不幸ですよね・・・。その言語が自分の目指す分野で使われているか?をしっかり調べましょう。
コツはindeedで言語名検索したとき出てくる企業・案件を見ることです。その言語がどういう分野で使われているかを掴めると思います。
たとえば「Python × 東京都」だと以下のような検索結果になり、「データ分析」の分野で活躍の期待できる言語だとわかります。
もう一つ例をあげて見ましょう。
「Objective-C × 東京都」だと以下のような検索結果になり、どうやらiOSアプリ開発に活用されている言語なのだな、ということがわかります。
いかがでしょう?このように indeed(インディード)をうまく使えば、学ぶべき言語が2、3個に絞られてくるかと思います。
※indeed 本来の使い方でなくてすみません…。
あとは絞られた言語について、ウェブや書籍で調べて取っ付きやすく感じるものを1つ選べばよいでしょう。どうしても決め手がなければ、年収が高い傾向にある言語にするとか…。
この記事がITエンジニアへの就職・転職するための言語選びの参考になりましたら幸いです!
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